施設長挨拶

「グレイス」を開設して10年!!あっ、という間に月日が流れました。でもこの間、定員16名という小さな施設で
ありながら、約60名の方々を支援させて頂いてまいりました。ある方のご利用歴です。
・H22.8~、地域包括支援センタ-からのご紹介で契約して頂き、安否確認、お掃除や買い物支援のため、毎日の「訪問サービス」ご利用開始。
・数日後~、食事が作れず、配食・内服薬服用介助に、一日2回の「訪問サービス」とする。
・3か月後~、日々何かをなくされたり壊れたり、不安の多い生活となり、一日3回の「訪問サービス」とし、就寝時の内服のため、
毎夜電話をかけることにする。
・1年後、亡くなった夫を歩き回って探し始められ、東京のご家族のご希望でグレイスに泊めてほしいとの依頼があり、長期の「泊りサービス」を
ご利用開始。
・3年後、徐々に弱っていかれつつも、しかし穏やかに日々を過ごしておられるのを遠隔地のご家族がご覧になり、グレイスで「看取ってほしい」
と文書でご依頼。
・ご利用開始から8年経った現在、終末期への日々をゆったり過ごして頂いております。
・お元気な時には、地域の夏祭りに参加して頂いたり、友人の訪問を受けたりと、ご自宅ではなくても,住み慣れた地域の中で、生活を続けておられる
住民仲間です。私も、こうした残りの日々でありたいと心から願います。

感謝の第一は、暖かいスタッフの皆さんが与えられていることです。まなざし、声がけ、笑顔、触れ合い、…。
「ここの人達はいい人ばかりだねぇ」と、98歳のお元気なご婦人が今日も語り掛けて下さいました。胸が熱くなります。
この日々をずっと続けていけるよう、スタッフと共に精一杯労して参ります。
今後ともよろしくご指導くださいませ。

感謝しつつ、木林節子